三重県の新築住宅ではこれまで全館空調にすることは理想的であるものの、電気代など光熱費がかかることが普及することに歯止めがかかっていました。しかしさいきんでは光熱費を抑えて個別に部屋で冷暖房機を使用するものと同じくらいにすることになったので、全館空調設備を積極的に取り入れることが増えています。そしてこれからの時代は全館空調が必要だと考えられる理由として、高齢化があげられます。高齢になると部屋によって寒暖差があると心臓など体に負担がかかりますから、全館空調で常に同じような温度に保つことが健康を維持するときに欠かせません。廊下や浴室など温度が下がりがちなところで、実際に高齢者を中心にヒートショックになりやすい傾向がありますが、温度を常に家の中で同じ状態にしておくとそれらを防ぐことができます。また個別に部屋で冷暖房を使用すると、エアコンやヒーターの設置をしなければならずダクトも目立って部屋がすっきりしません。全館空調であれば元から備わっている設備なのでダクトなどの設置を必要最小限にすることができ、お洒落な空間を作ることができますからこれからの時代には必要だといえます。