平屋住宅と間取り

家庭菜園を楽しんだり、ガーデニングを楽しむのなら、注文住宅の一戸建てにも注目しましょう。注文住宅は建物だけでなく外構にも配慮された設計が特徴だからです。

外構はエクステリアと呼ばれる場合が多いですが、一戸建てとの関連性を高めるなら新築の際の設計が重要ポイントになります。風通しを確保するための設計ができるからです。リフォームは修理や修復には向いていますが、風通しそのものを改善するのは容易ではありません。新築の時に、地域の気候や気象を熟知している工務店に相談しながら一戸建てを新築すると、風通しを敷地全体で把握できる設計に仕上がります。

風通しの良い敷地は、衛生害虫が発生しにくいので、家庭菜園を楽しむのに最適です。衛生害虫が繁殖しにくい環境は、シロアリ予防にも効果的です。風通しの良い敷地に整備されている平屋住宅は、維持管理コストの軽減も期待できます。庭で作業をするのに、玄関から出入りしても良いのですが、リビングルームの大きな開口部から出入りできると快適に作業できます。家族がガーデニングを楽しんでいる姿を、キッチンやダイニングから眺められるのも良い工夫です。

平屋住宅を注文住宅で新築するときは、開口部の防犯性にも注目しましょう。リビングルームの開口部は、家族が快適に出入りできる反面、他人が侵入しやすい入り口にもなるからです。リビングルームの屋外に防犯カメラを設置するのも良いでしょう。防犯カメラというと玄関を想像しがちですが、庭での作業を見守るのにも役立てられます。電気の配線が必要なので、防水性に配慮して施工してもらいましょう。防犯カメラの設置は、新築するときの設計で考慮してもらったほうが仕上がりが美しいです。後から壁に穴を開けても、防水性に仕上げられますが、見た目が美しく仕上がりにくくなります。電気の配線を壁材の内部に通しにくい場合もあります。

平屋住宅は、完成したイメージを想像しながら設計すると、快適に暮らせる住まいに仕上がりやすいです。正確な知識がなくても遠慮せずに提案して工務店と話し合いましょう。庭よりも住まいは高く施工されますが、ウッドデッキを施工して高さを調整できます。スロープも活用できれば、台車を使用して園芸用の土地や肥料を運搬しやすくなります。玄関を通らずに庭に出入りすると、道路からの視線を気にせずに行動できます。玄関を施錠したまま、安全に庭作業できます。玄関や庭への出入り口にシュークロークのスペースを確保した間取りにすれば、庭作業しやすい平屋住宅に仕上がります。